今見てもぶっ飛んでる エレガントな魅力の「新機動戦記ガンダムW」が面白い

こんばんは。

今回は1995年4月から1996年3月まで放送された平成のガンダムシリーズ「新機動戦記ガンダムW」を紹介していきます。

26年も前の作品ですが「今のアニメは同じような作品ばかりで飽きちゃった」って人にうってつけの作品でしょう。なにせ何も考えずに見れるというか、勢いで押し切るタイプの作品なので退屈はしません。

これだけ言っても「つまらなかったらどうしよう」と思ってしまう人はいるはずなので、この記事では詳しく「新機動戦記ガンダムW」の魅力と特徴を紹介していきます。

目次

ガンダムWはどこで見放題できる?

「新機動戦記ガンダムW」「新機動戦記ガンダムW Endress Wartz(特別編)」はバンダイチャンネルでしか見放題を行っていません。

運営元がバンダイナムコ系列なのでサンライズやバンダイナムコアーツ(旧バンダイビジュアル/エモーション)作品が中心になってしまいますが、90年代から00年代あたりで他の配信サービスでは見放題を行なっていないような作品が豊富です。未入会の人は試しに初回無料を登録してみてはどうでしょうか。

本格ミリタリー路線に戻ったと思いきや……

まず、その前に語らなくてはいけないのがTVシリーズでは宇宙世紀の最終作になった機動戦士Vガンダムのリアル路線でヘビーな(当時トラウマを植え付けられた子供たちも多いはず)から前年の「機動武闘伝Gガンダム」への大幅な路線変更です。

いわゆるリアル系から急に今川節がガンガンに効いたスーパー系の「考えるんじゃない感じろ」な作風には度肝を抜かれてしまった視聴者も多いはずです。最終回でのラスボスへのトドメとかも理屈じゃなさすぎて、正直に言ってしまうと何が起きているのか今でもわかりません。

そんな作品から翌年は「クーデターのために宇宙コロニーから送り込まれた5人の少年兵士たち」というSFミリタリー路線に戻ったはずでした。そういうのも作品が違うベクトルにぶっ飛んじゃってるからなんですよね……ぶっちゃけ、どっちもどっちレベルにやばい作品でした。

サイボーグかと見間違うようなヒイロの強靭っぷりと迷ゼリフに注目

まずは初回から主人公機のウイングガンダムが撃墜され、機体から投げ出されたはずの主人公ヒイロ・ユイがピンピンしているという謎っぷり。コックピットハッチの上に乗って自分のガンダムを自爆させようが「とにかく痛いぞ」で済ませる彼は人の皮をかぶっていようが人間じゃありません。

そんなヒイロに目をつけられてしまったのが、ヒロインのリリーナ・ドーリアンです。彼女の誕生日パーティに招待されたヒイロが封筒を破って耳元でささやいた「お前を殺す」の迷ゼリフは有名です。

そんなことを言ったらタダじゃ済まなそうですが、言われたほうも「早く私を殺しにいらっしゃい」と再会を待ち望むぐらいの強メンタルの持ち主なので問題ありません。

真面目な戦争ものをやろうとしているのに登場人物が……

その仲間たちも大概どこかネジがぶっ飛んじゃってる連中なので必見です。曲芸が得意なサーカスのピエロが良識人枠な時点でなんとも言えない人選です。それでも外見はイケメン5人組なのでキャラクター人気はスゴかったんですけどね。

ストーリーは若手将校のクーデターから世界が変わっていき、戦争の果てに平和が再び訪れる話なんで真っ当なはずなんです。登場人物の言い回しが妙っていうかトンチキな人物しかいないんで変わり種っぽく見られてしまいますが……。

次回作の「機動新世紀ガンダムX」も大概に迷ゼリフやツッコミどころは多いんですが、ガンダムWと比べると多少マイルドです。だからこそ終盤まで起伏がすごくて飽きさせない作風が魅力的なんですけどね。

本編を見てハマったのなら続編の「新機動戦記ガンダムW Endress Wartz(特別編)」もオススメです。ウイングガンダムゼロ(EW版)の羽の材質だけはとにかく謎だとしか言えません。

【まとめ】ガンダムWは勢いまかせが魅力的で面白い作品

この記事を通して同じようなことしか言っていないような気もしてしまうのですが、「新機動戦記ガンダムW」は登場人物のシュールでケレン味の効いたセリフ回しと勢いまかせにも感じる怒涛の展開が魅力の作品になっています。

物語に整合性を要求する声が増えてきて、かつSNSなどで視聴者の声が製作側に届きやすくなった現在では作れないような作品じゃないでしょうか。個人的には現在だったら叩かれるか面白がってネットミーム化するかの二択だったと思います。

そんな作品だからこそ「今のアニメは同じような作品ばかりで飽きちゃった」という人には、良くも悪くも「なんだ、この作品は……」と思ってもらえるでしょう。

現在はバンダイチャンネルでしか見放題配信は行なっていませんが、他の配信サービスでは対象になっていない作品もバンダイチャンネルで見放題になっている作品は多いです。今ではバンダイ系列以外の作品も多く配信されているようなので気になっている人はぜひ無料体験で登録してみてはどうでしょうか。

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