伊賀崎交番所長の疑惑、探られたくない腹はどこにある/モーニング40号『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』168話感想

※この記事は執筆時点での最新号までの内容のネタバレを含みます。ご了承の上お読みください。

アンボックス以降、岡島県警本部から異動してきた中富係長が中心になって伊賀崎所長とバチバチにやりあう展開が続いていたのですが前回の話で「実は伊賀崎所長が資産家の殺人事件に関わっているのかも」という疑惑が明らかになりました。

今回からいよいよ伊賀崎所長の疑惑の真相へと切り込んでいくようです。最近では人と人との物理的な距離をさすことも増えてしまいましたが、本来の意味でのソーシャルディスタンス(自分が心を許せる距離)というのをキッチリと確保して本心をまったく見せない人なので得体が知れないのが伊賀崎所長な気がします。

そんな伊賀崎所長が腹の探り合いを繰り広げた結果どうなってしまうのか非常に怖いのですが…。今回は最初ということで情報開示の意味合いが非常に強そうでした。

その中でも個人的に気になったポイントについて触れていきたいと思います。

目次

タダものじゃない新キャラが登場

資産家の事件が起きた管轄の警察署に所属する盗犯係の協力者として三鷹くんが登場。ちょっと目の付けどころが鋭すぎるのでやり手だと思ったのですが、どうやら”あの刑事課長”の息子のようです。優秀そうで重要参考人の動きを細かいクセまで精査したり、あの親にして、この子ありか…と唸らされます。

今回の三鷹くんは割とちょい役って感じでしたが、これっきりって事は考えにくいプロフィールですし再登場してくる可能性は高そうです。

謎の男「ツチヤチュウジ」

県警本部の観察室に呼びだされた伊賀崎所長に心当たりがないか聞かれたのが、この「ツチヤ」についてでした。資産家の事件を指示した反社会的組織の幹部「レオ」の相談役がこの「ツチヤ」という男のようです。

本気で知らないっぽいので資産家の事件についてはシロなのかなという気がしますが、「レオ」が放置されるのも考えにくいので「ツチヤ」の正体は出てくるんでしょうね。監察課の矢吹係長が言うには元情報処理班の塩谷か伊賀崎所長にしか見えなかったらしいので普通に塩谷なのかな?

事件の真相に関しては今までも裏をかいて来る事はありませんでしたし、割と素直なオチになるんじゃないかと予想しています。

伊賀崎所長の裏

矢吹係長は伊賀崎所長が「町山署に異動してきた理由」「現在は異動希望を出している理由」についても疑惑を投げかけています。実はこっちの方がこの話のキモじゃないかと言う気がします。伊賀崎所長の”探られたくない腹”が理由に関わってきそうです。虎松たちでもなく、資産家の件でもないとすると何を隠しているのかは検討がつきませんが。

次回語られる「20年前の情報収集班が解散した日」から始まる過去に手がかりがあるのでしょうか。

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