伊賀崎所長はモーツァルトに何を思う?/モーニング44号『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』172話ネタバレ感想

※この記事は執筆時点での最新号までの内容のネタバレを含みます。ご了承の上お読みください。

2021年9月30日(木)発売の『週刊モーニング』44号にて掲載されている『ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜』172話の感想です。前回の話では塩谷がツチヤとして成り上がっていった経緯が描かれました。

着々とツチヤ包囲網は敷かれており、ツチヤ自身も虎松を失ったせいで窮地に立たされています。事件は解決に向かいそうに思っていたんですが、伊賀崎交番所長の疑いが晴れたわけでもなく……。

今回も良い意味で予想を裏切る展開に驚かされてしまいました。

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嵐の前の静けさ?

伊賀崎所長の疑惑を隠したせいで相変わらず源と藤の関係がギクシャクとしてしまっています。下ネタで誤魔化されてしまっていますが、割と深刻な気がします。

立て続けに事件が起きるもお騒がせだっただけで事件性はなし。源も内心で考えていましたが、平和が一番な感じですね。伊賀崎所長のモーツァルト評が意味深で気になってしまいました。

潜入工作員時代の自分と重ねているような伊賀崎所長が疑わしく見えてくる気すらします。源が得体の知れなさに警戒するのも納得です。

そういえばモーツァルトといえば、一説によれば彼と対立し毒殺したとも伝えられるアントニオ・サリエリもいますが立ち位置的には塩谷が近かったりするんじゃないかと感じます。

今回も如月と川合の濃厚なフラグが……

なんか2人の初々しさが凄い。「生まれてきて良かった」と幸せを感じる如月部長もそうですが、水族館から寿司を連想してしまう女性をかわいいと思えるのは完全にオチているんじゃないでしょうか。

東岩係長と蛇島係長の偽物のツチヤを追い詰めていく手腕が見事すぎてプロだなと思いました。捕まっていたのは前回の話でツチヤから過去の話を聞いていた男ですね。ところで本物のツチヤはどこにいったんでしょうか。

東岩係長と蛇島係長もツチヤの正体には気が付いたっぽいですが、かつての仲間がそんなことになってるなんて認めたくはない。資産家の事件に関わっていたかどうかはともかくとして期待は裏切られてしまうんですが……。

このまま順調にツチヤの尻尾を掴めれば良かったんですが、そうは問屋がおろさなかった。町山では立て篭もり事件が発生、どうやら署員の誰かが意識不明になってしまったようだという不穏な展開で終わり。

署員はほかにもいますが、ほぼ間違いなく今回登場したうちの誰かですよね。嫌なフラグを立てているメンバーばかりなので不吉すぎてヤバい。

天国から地獄に叩き落とされてしまっているのに、なぜだか楽しく思えてくるのは泰先生の手のひらで転がされてしまっている感が強いですね。

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