誰かの大切なものを守る戦い/週刊少年サンデー45号『葬送のフリーレン』第68話感想

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※この記事は執筆時点での最新号までの内容のネタバレを含みます。ご了承の上お読みください。

2021年10月6日(水)発売の『週刊少年サンデー』45号にて掲載されている『葬送のフリーレン』第68話の感想です。

前回のフェルンとシュタルクのデートは大成功ではなかったものの絆の深まるような終わりよければすべて良しで心が温まりました。今回からいよいよ難所の北部高原へと突入していくようです。

果たして鬼が出るか蛇が出るか……。

誰かの大切な故郷

いよいよ魔物のひしめく北部高原へと突入したフリーレンたち。ダイジェストですが、どの魔物も手ごわそうな相手ばかりです。途中で立ち寄った集落で頼まれた魔物も強敵そうでしたが撃破。

何故わざわざ強敵がひしめく北部高原を通ろうと思ったかというと自分の故郷と同じように誰かの故郷も守りたいヒンメルの願いからでした。道中の集落の依頼人も危険なのは承知の上でも故郷を離れたくない人でしたね。

故郷を捨てられない依頼人と「北部高原が故郷の人だって沢山いる」とフリーレンに告げられた辺り。やけにシュタルクが意味ありげに描かれてると思ったんですが、アオリで触れていましたがシュタルクは……フェルンもですが、その故郷を失ってしまった人だったんですね。

でも、ある意味で言えばアイゼンやハイターと暮らした家が第二の故郷のようなものかもしれません。もしアニメ化とかしたら飛ばされてしまいそうな道中の話でしたが、そういう話をじっくり書いていくのもフリーレンという漫画らしさだと思います。

北部高原には今回戦ったのよりも強い魔物が居るようですが、どんな物語が繰り広げられるのか楽しみです。

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