もう一人の勇者とフリーレン/週刊少年サンデー39号『葬送のフリーレン』第63話感想

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※この記事は執筆時点での最新号までの内容のネタバレを含みます。ご了承の上お読みください。

2021年8月25日(水)発売の『週刊少年サンデー』39号にて『葬送のフリーレン』第63話が掲載されています。

先日に発表された「次にくるマンガ大賞2021」で葬送のフリーレンはコミックス部門の第3位という結果でした。個人的には上位3作品の面白さは大差ないと思っているので、マンガ大賞受賞や書店員が選んだコミック3位など「次にくる」じゃなくて、もう来てる印象が強かったのが結果につながったのかなという気がします。

人類最強!南の勇者の末路

今回は人類最強と言われていた南の勇者が初登場しました。

7人の魔王軍の幹部が全員揃っているところを相手にして、そのうち3人を討ち取るほど強いイケおじです。残念ながら千年後の未来が見える魔法を持つ全知のシュラハトと相打ちになってすでに死んでしまっています。

未来が見える幹部を相手にして相打ちに追い込めたのは南の勇者もまた未来が見える魔法を知っていたからです。魔法使い試験編で登場したヴィアベル一行やデンケン一行もですが、脇役もみんな魅力的なのでスピンオフを読んでみたくなってしまいますよね。

自分が志なかばで死んでしまうことがわかっていたせいで自分の功績は未来に残らないと思っていたようなのですが、予想を良い意味で裏切って北川諸国では大人気です。

ピカピカに磨いた南の勇者の銅像の周りに集まる人たちを見てフリーレンもどこか嬉しそうですね。それにしても”背中の痒い部分をかく魔法”と引き換えに銅像磨きを頼まれて、村長さんと固い握手を握るフリーレンが本当に”らしい”と思いました。

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